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■ MRの仕事時間(開業医担当)

開業医担当MRは朝8時くらいに卸に行き、9時半くらいまでの間に卸を2件位まわります。
始めにご紹介いたしましたが、卸というのは製薬会社の工場から薬を仕入れて、診療所や病院に売る事で利益を上げている会社です。卸にはMSという販売担当者がいて、医薬品の営業と価格交渉と納品を行います。

なぜ、MRが卸に行くのかというと、MRとMSはどちらも医師に薬を紹介する事が仕事であるためです。協力することでより多くの製品を売る事ができます。MR単独、MS単独で商売することもありますが、開業医担当の場合は多くの人が協力しています。

ある診療所に自社製品を採用してもらいたいと考えている場合に、その診療所と取引のある卸が3社あるとします。そうすると医師は定期的に3人のMSと面会しています。こういう場合にMRは、医師と一番仲のいいMSと協力すれば採用になる可能性が高くなります。逆にMSもMRのことをよく見ていて、医師と仲のいいMRや売れそうないい製品を担当しているMRと協力して仕事をします。

このように仕事をする上でつながりの深い関係にあるので、MRはMSと共同で行う仕事をスムースに進められるように毎朝卸を訪問するというわけです。

9時半くらいに卸から出ると、病院担当MRと同様に営業所か喫茶店に行きます。開業医担当MRは他社メーカーのMRとも卸でよく会うので、そのまま気の合う他社メーカーのMRと喫茶店に行く事も多くなります。

開業医担当MRは地域単位で担当している事が多いので、その地域の先生の噂話や、お互いにメリットのある情報を他社メーカーのMRとも交換します。だいたい、そのエリアで長く担当しているMRだと、そのエリアの事をよく知っているので、他のMRやMSはその詳しいMRに相談することになります。逆に何か新しい情報(先生の娘さんが結婚するなど)があれば、すぐにその人に報告します。

新しくエリアを担当するMRはそのエリアに詳しいMRと仲良くする事も重要な仕事です。

さて、それから11時か11時半くらいには喫茶店を出て診療所に訪問します。

午前中はほとんどの診療所で外来診察を行っていますので、外来終了後に医師に面会する事になります。診療所によって、11時過ぎに患者が途切れることもあれば午後1時か2時まで外来が終わらないところもあるので、いつ訪問すれば待たずに面会できるかをよく調べた上で訪問します。

そのエリアを担当したばかりのMRは昼の時間に3,4軒がやっとだと思いますが、そのエリアのことをよく知っているMRは6、7軒まわれます。

MRは基本的に患者数の多い診療所を中心に訪問するのですが、そのような診療所にはMRとMSもたくさん押し寄せるのでのんびり話す暇もありません。そのため、3分から5分くらい世間話や医薬品の情報提供をして帰るケースが多くなります。ただ、病院と違って1対1で話せるので、プロモーションしたい時にはしっかり宣伝する事ができます。医師が関心を示した時にはもっと長く話すこともできます。また医師お気に入りのMRだと、他のMRが3分くらいの場合でも、そのMRに限って20分くらい話をしていることもあります。

診療所の医師の場合、診療所と家がくっついている事も多いので、「電池を買ってきて。」とか「CDRを買ってきて。」と買い物を頼まれるケースもあります。本当は業界ルール違反ですが、それくらいお安い御用なので、断るMRはまずいません。逆に断ったら融通の利かないMRとして医師からの評価が下がる可能性が高いです。

2時くらいに昼の訪問を終えると、食事に行きます。ランチは終わっている事が多いので、ファミレスに行ったりコンビニ弁当を食べたりします。MSと待ち合わせて食事をすることもあります。

年配のMRだとこれで一日の仕事を終わらせてしまう人も中にはいますが、普通は夕方も訪問します。夕方は午後の外来の後や、夜の外来の前、そして夜の外来の後に面会します。多くの診療所は午前中ほど忙しくないので(都会は仕事帰りのサラリーマンが多いので夜が忙しいようです)、昼よりもゆっくり話せることもあります。

夕方から夜の時間帯は地域によって異なります。都心で夜8時や9時まで外来をしている診療所が多いエリアから、田舎で5時にはどこの診療所も終わってしまうエリアまであるので担当してみないとわからないです。

これで一日の仕事は終わりです。この後は病院担当MRと同様に営業所に戻ったり、直接家に帰ったりします。

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